この記事は、「1歳の子供がお母さんやお友達を噛んでしまうので、どうすればいいの?」と悩んでいるママへ「噛む理由と、噛まない為にはどうしたらいいのかの対処法」をお伝えしています。
子どもが1歳になる少し前から、お子さんの噛みつきに悩んでいるママは多いのではないでしょうか?
ママを噛むだけならいいけど、もしかしてお友だちも噛んでいるのかも?と悩むこともありますよね。
子どもが噛みついた時にどのように対処したらいいのか悩んでいるあなたに具体的に対処法をお伝えしますね。
1歳の子どもが噛んでしまう理由は?
1歳児の担当の保育士をしている時に、ママ達から「我が子の噛みつき」の相談をよく受けていました。
噛みつきだけでなく、叩く、つねる、に対しての悩みも同じようによく受けていました。
何か理由があるのかもしれないけど、言葉が話せないので理由が分からなくて、どう対処したらいいのかわからない、と悩んでいるママ達が多くいました。
噛んでしまう理由としては大きく次の3つがあります。
では、理由と一緒に対処法を紹介していきますね。
【理由1】歯が生え始めてむず痒い
歯が生え始めてむず痒いから噛みついてしまう場合があります。
子どもからしたら、歯が生えるという初めての経験で、歯茎がむず痒く、どうしたらいいのかわからず、思わずカプリ!となってしまうのかもしれませんね。
歯の生え始めが原因の時の対処としては、
- 歯固め用のおもちゃをあげる
- 離乳食を少し硬めにしてあげる
などがあります。

でも、歯固め用のおもちゃでも歯がむず痒いのがおさまらないお子さんもいるので、我慢強く待ってあげることが大切ですよね。
【理由2】ママやパパを噛むのは愛情表現
赤ちゃんの時からずっと一緒にいるママやパパ。
ママ大好き!、パパ大好き!と思って、カプリ!なんて噛みついてしまうこともあります。子どもからしたら、それだけ大好きだという愛情表現なんですね。でも噛まれるママやパパの方は痛いですよね。

優しく「痛いからやめてね」と言って繰り返し伝えていってあげましょう。そしてギュっと抱きしめて「大好き!」と言ってあげてください。根気よく何回もスキンシップを取りながら伝えていってくださいね。
【理由3】自分の欲求や要求を伝えている
噛んだり、つねったり、叩いたり、と言う行動には、自分の欲求や要求を伝えていると言うことがあります。
赤ちゃんの時には、お腹が空いたら泣いて、おむつが汚れたら泣いて、と泣くことで自分の欲求を表現していました。それが少し成長して、自分の気持ちを表現しているんですね。
心が成長したということですよね。
生まれた時には、自分で動くことが出来なかったけど、寝返りが出来るようになったり、ハイハイが出来るようになったり、何かが自分で出来るようになった時の成長がママやパパは嬉しかったですよね。
それと同じように、体の成長とは違うので目には見えないけど、心が成長したということですね。
だから、「うちの子、心が成長したのね!すごいね!」と喜んでくださいね。
自分の気持ちを表現しようと、頑張っている!と思うと我が子が愛おしくなりませんか?もうギュッ!と抱きしめてあげたくなりますね。
この時の対処としては、
やりたかったこと、したかったことを察して、言葉に出してママが子どもの気持ちが理解できたことを伝えてあげてくださいね。
それから噛まれたら痛いことを繰り返し伝えていきましょう。
「〇〇がしたかったのね。だから噛んじゃったんだね。ママ、わかってあげられなくてごめんね。でも噛んだら痛いから噛まないでね。」と、繰り返し伝えていきます。
そして、ギュッと抱っこして「大好き!」と言ってあげてくださいね。ギュッと抱きしめることと、「大好き!」と言うことは魔法みたいですよね。

保育園の先生から子どもがお友だちを噛んだと聞いた時には
保育園の先生から、子どもがお友だちを噛んだ、と聞くと悲しくなりますよね。お友だちに申し訳なく思ったりします。きっと、子どもには子どもなりの理由があったんでしょうね。
例えば
「おもちゃを取られた」のかもしれません。「お友だちの使っているおもちゃを使いたかった」のかもしれません。
「欲しいおもちゃが少し離れた所にあって、そのおもちゃを取りに行く途中で目の前にお友だちがいた」のかもしれません。「お友だちの関心をひきつけたかった」のかもしれません。「少しイライラしていた」のかもしれません。
「うちの子、何か伝えたかったんだね」と思って、少しあなたの気持ちを楽にしてみてほしいです。

自分の育て方が悪かったのかも、とママが自分を責めることはありませんよ。お子さんが成長したと言うことですからね。
そして、お子さんとゆっくりした時間を過ごして、ギュッと抱きしめて、「大好き!」と優しく言ってあげてくださいね。
お子さんはあなたが大好きですよ。忙しいママには大変だけど、少しでも時間を作って楽しい時間が過ごせるといいですね。
3歳半までには落ち着いてくるから安心して
10か月くらいから始まってくる噛みつきは、保育園でも1歳児クラスが最も多いです。1歳半から2歳半くらいが、噛みつき、叩く、つねる、の絶頂期です。
噛みつきは3歳半くらいまでにはだいたい落ち着いてくるので安心してくださいね。
言葉で自分の気持ちを言えるようになる頃には、いつの間にか噛まなくなっています。

ずーっと噛むわけではないので大丈夫ですよ。
まとめ
私達大人も、失敗をたくさんしながら成長してきました。子どもも一緒ですよね。噛むことはしてはいけないことだけど、心の成長。
子どもは自分の気持ちを一生懸命に出しているだけなんですね。でも自分の気持ちをどうやって表したらいいかが分からなくて、言葉で表現できなくて噛んでしまう。
お子さんのやりたかったこと、したかったことをママが察して言葉に出して言ってあげる。その繰り返しをしていく中でお子さんは言葉も覚えてきます。人との関わり方も覚えてきます。
そしてなにより、ママとの愛情が深まってきます。とっても素敵なことだと思いませんか?
ママにとっては、お子さんの気持ちを理解することを心がけようと思ってもなかなか難しい時もあると思います。イライラすることもあると思います。ついつい叱ってしまう時もあると思います。
それはあなたが一生懸命だからですよね。
ついつい叱ってしまっても大丈夫。「叱ってしまってごめんね。ママ、失敗しちゃったね。」と謝ってしまいましょ。そして、ギュッと抱きしめてあげて「大好き!」と言ってあげましょう。
今日も頑張っているあなたをいつでも応援しています。
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