この記事は、20年以上保育士を経験して、その後産後ヘルパーを経験したともこが
- 初めての赤ちゃんで母乳をどれくらいの間隔であげていいか悩んでいるママ
- 母乳をあげるのに便利なグッズがあれば知りたいママ
そんなあなたに赤ちゃんに母乳をあげるのにどれくらいの間隔がいいのかと、おすすめグッズを紹介します。
生まれたばかりの赤ちゃんを母乳で育てよう!と思って母乳を飲ませているけど、ミルクとは違って母乳はどれくらいの量を飲んでいるのかわかりませんよね。

授乳の間隔はどのくらいがいいの?

母乳が不足していないかしら?
色々わからないことだらけではないのでしょうか?
そんなママの疑問にお答えします。
授乳間隔が短い新生児
新生児期の授乳は、一般的には2~3時間おきで、1日8回~12回が目安とされています。
ただ、赤ちゃんによって個人差が大きいので、目安時間にとらわれて神経質にならないようにしてくださいね。
最初のうちは赤ちゃんは哺乳に慣れていないので、一度にたくさんの量を飲めません。
最初は母乳の出が悪いことも多く、繰り返し赤ちゃんに吸ってもらうことで母乳の出もよくなってきます。
また、母乳は消化時間が短いため、新生児期の授乳間隔は短くなりがちで、1時間たつと空腹で泣くということも珍しくありません。

最初の間は、授乳をした後30分後にはまた泣いて、また授乳をして…の繰り返しでした。1日中、授乳をしている感じでしたよ。
母乳は欲しがるタイミングで飲ませてあげることを基本にしましょう!
1~2か月を過ぎると、ママも赤ちゃんも授乳のコツを覚えてくるので、1日に何回も授乳をしていたのが少しずつ落ち着いてきます。
左右10分から15分飲ませるようにしますが、途中で寝てしまうことが多い場合などは、左右5分ずつ飲ませてからもう一度左右5分ずつ飲ませるようにしてみるなど、その赤ちゃんに合った飲み方を色々試してみるのもおすすめです。

新生児の間は、1日中授乳をしている感じだったのに、いつのまにか2時間おきの授乳になっていて、「やった!少し慣れてきた!」と嬉しかったですよ。

『初乳』と『成熟乳』の違い
母乳は赤ちゃんに必要な栄養がバランスよく含まれています。
そして『初乳』から『成熟乳』へと変化していきます。
初乳について
- 初乳は出産後1週間後くらいまで出ます。
- 透明な黄色がかった色で、量は少ないですが栄養が多く、細菌やウイルスに対する免疫物質が多く含まれています。
成熟乳について
- 初乳の後に出る母乳、つまり出産後1週間後くらいから出る母乳のことです。
- 母乳の時よりも分泌量が増えてきます。
- 初乳と比べると、免疫力は落ちてきますが、代わりに赤ちゃんの体の成長に必要な栄養素が含まれています。
母乳量がわからない時はどうすればいい?
赤ちゃんが母乳を飲んでいる感じはするけど、どれくらい飲んでいるのかわからなくて不安になったりしますよね。
ミルクなら量を測って飲ませるので安心するけど、母乳はそうはいきませんよね。

母乳が足りているかどうかの判断ポイント
- 機嫌がいい状態が続いている
- 1日6回以上おしっこが出る
- 顔色がよく元気がある
- 体重の増加がある
以上のことを判断のポイントにしてみてくださいね。
それでも心配なママは、赤ちゃん用の体重計で測ってみるのもいいですよ。
いつまでも母乳が足りているかどうか悩んで不安で過ごすよりは、体重計で測って足りていることを目で見て安心するのも一つの手ですよね。
赤ちゃん用の体重計は、購入するのもいいですが使用する期間が短いので、レンタルがおすすめです。
また、あまりにも頻繁に授乳しても泣きやまない場合は、母乳の出が悪いことも考えられます。
保健師さんや母乳外来などに相談してみてくださいね。
あると便利なグッズ4つ!
- 授乳クッション
- 授乳服
- 乳頭保護器
- 乳頭ケアクリーム
授乳クッション
授乳をする時に使うクッションです。
赤ちゃんを胸の高さで安定させられます。
赤ちゃんを手で抱っこしたまま授乳を続けると手を傷めたりするので、これがあると手を傷めずにすみますね。
ほとんどのママがあると便利!と言っているおすすめグッズです。
授乳服
胸元にさりげなくスリットや穴がついていて、便利な仕組みになっています。
デザインも色々あるので選ぶのも楽しいですよ。
乳頭保護器
ca.0831さんの乳頭保護器です。
乳頭に傷や痛みがある時や、乳頭が陥没しているママは乳頭にかぶせて保護しながら飲ませることができます。
授乳のたびに痛い思いをしていたママにおすすめです。
乳頭ケアクリーム
乳頭が切れたり、乾燥したときに塗る専用のクリームです。
赤ちゃんが口にしても大丈夫です。

産後のママが安心して使える、と言っていましたよ。
授乳クッションは、産院でプレゼントされる場合もあるので、産院で確認してからの購入がおすすめです。
まとめ
子育ては、本当に人それぞれ。人と同じなんてなかなかありません。
産後ケアのサポートをしているときも、ネットで色々調べてみても自分と同じパターンがない、と多くのママ達が言っていました。
赤ちゃんの様子を見て、何を求めているか考える、そんな余裕はなかなかないですよね。
新生児期の赤ちゃんは一度にたくさんの母乳を飲めません。
飲んでいて眠ってしまうこともあります。
多くの場合、母乳は赤ちゃんに吸わせるうちに出てくるので、授乳の間隔を気にせず欲しがったら授乳してくださいね。
また、あまりにも頻繁に授乳しても泣きやまない場合は、母乳の出が悪いことも考えられます。
保健師さんや母乳外来などに相談してみてください。
これから先の長い子育て、1人で悩まず、誰かに相談してみるのもいいものですよ。
きっと相談してみてよかった、と思えますよ。
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